Creature Comforts

慢性的中二病

 劇場版 ~零~ :ゲームファンも満足の要素満載!<ネタバレ有り>

この零って映画は事前にあまり宣伝もしてなくて、公開日になって初めて知った作品ではあるのだけど、この「零」シリーズの大元となったホラーゲームも少しやったことがあるので、ついついチケットぽちっとしてしまいました。

こんな私ですがホラー映画とか苦手です。いっつも映画が始まってから見たことを後悔してしまうのですが、またあの刺激をもとめてついつい観てしまいます。軽いホラージャンキーなのかもしれません。

で、この零ですが、元のゲームシリーズの要素をふんだんに取り入れていて、ゲームファンも満足する内容ではないかと思いました。ゲームとリンクする要素を今から列挙します。

1.カメラ

零シリーズでのお化けに対抗する武器といえばもちろんカメラです。そのカメラももちろん登場します。今回は武器というよりは呪いの元凶となるアイテムになりますが・・・。

2.儀式と呪い

ゲームでは必ず儀式が出てきますよね。小さな村の非人道的な儀式で犠牲になった人の呪いが物語を進めていきます。

映画でもある儀式がでてきます。それはちょっとした学生のおまじないではあるのですがその儀式による呪いが事態を深刻にしていきます。

3.美少女

ゲームの主人公はみんな美少女でしたが、映画では、クリスチャン系の女学院にかよう女学生になります。そんな主人公を含め登場人物がみんな美少女。ホラー映画と美少女は鉄板の組み合わせですね。かつそんな女の子たちのソフトな百合表現。お化けとは別の意味でドキッとさせられました。

 

このようにゲームの世界をそのまま実写化したような設定なっています。ミステリー要素ももちろん強くて、種明かしもありますが、ちょっと腑に落ちない点などがあるにはありました。でも全体的に脚本もしっかりしていると思います。さらに無駄にびっくりさせるために音をだしたり、いないいないばぁタイプのドッキリ演出も少なく、怖さと切なさを美しく表現していて、私の好きなタイプのホラー映画でした。