Creature Comforts

慢性的中二病

夜明けの街で (角川文庫) 東野 圭吾 (著)

夜明けの街で (角川文庫)

夜明けの街で (角川文庫)


やはり小説はTVドラマよりもいい。ドラマではどうしても描ききれない心理面が手に取るようにわかる、こと不倫という感情のみの衝動がメインの行動を描く場合は。

物語は主人公の不倫の描写と、その不倫相手が巻き込まれた時効寸前の事件の両輪ですすめられていく。推理的要素の部分は規模としては大掛かりなものではないにせよ意外性を感じられる部分もあり、また不倫要素が大きく影響しているので、事件と不倫の要素が見事な相乗効果生んでいる。

そして不倫の心理描写は、結婚適齢期のおいらには少々考えさせられるものであった。結婚ってなにかね?