Creature Comforts

慢性的中二病

 進撃の巨人最終話

ようやく全25話も見終わりました。いやー、楽しかった。結局23話までより新しい情報もなく、続編に続く形でしたね。できるだけ早く続きがみたい。原作は手をださないようにしたい。

区切りもついたので全体の感想。

 

まずなんといっても残酷な世界・バックグラウンド。1つ2つ幸せなことがある前に10個ぐらい不幸で残虐なことがおこる世界。そして否応なしにその不幸が迫ってくる世界観。

そしてそのバックグラウンド上で人類全体のために個を犠牲になる、という「正しい選択」を迫られる登場人物たち。

 

今の日本はなんだかんだ言っても個の自由は認められていると思うんですよ。その代り自己責任を背負うのが前提となりますが。この感覚になれた自分からみると、この作品の世界観は究極的なブラック企業だなーと感じました。ただし大きく違うのは、もし皆がその犠牲を払わないと、人類全体が破滅してしまうということ。いうなれば家族を人質に命を要求されているんよね。現実世界ではそんな人質はいないし、自分も含めそんな犠牲を払うという認識を持つことは、まあ無理かな・・・と。

そんな現実にない過酷な世界観を丁寧に描いていたので、登場人物の過酷な選択の葛藤、やり返したら「オッシャー!」ってなるような感じな感じがリアルに感じられました。たとえば1話の強烈なお母さんの死亡シーンが衝撃的すぎたけど、その衝撃が主人公のストーリー全体のモチベーションに説得力を持たせるものになっていたと思います。

続編を超期待しております。原作には手を出さずにまってみたいと思います。