とある魔術の禁書目録
- 作者: 鎌池和馬,灰村キヨタカ
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2008/01/10
- メディア: 文庫
- 購入: 8人 クリック: 139回
- この商品を含むブログ (96件) を見る
さて、前方のヴェントの襲来でわかりやすい危機感を学園都市全体で共有してしまって、修復不可能なまでの世界観の崩壊を感じていたわけなのですが・・・。その後、科学サイドのストーリーもまたすごいことになっていました。主人公・ヒロイン(x2)の消滅、という形で出てきたのにはさすがにぶったまげです。さらにこの回の中心人物たちはほぼ上条が殴ってきたストーリー上のボスばかりではないですか・・・。土御門や一方通行はまだ主人公的な話が過去にもあったとして、結標や海原をこのような形で再登場とはいやはや・・。
学園都市で裏の世界の暗躍という部分で広げた話自体はさすがと唸らざるを得ない状態ですね。
ただ、登場人物が多かったかなとも思えます。むしろチーム数自体を主用の3つ(グループ、スクール、アイテム)に絞ってしまえばすっきりしたかとも思えました。ろくにキャラも立てられずにいなくなっていくのはちょっと寂しい。
目玉は初登場のレベル5の能力者が2人も登場したこと。一方通行は制限が加わったとはいえ、最強の能力者であることが変わりなくジョーカー的な存在になってしまっているので、彼を脅かすキャラクタは必要でしょう。今後どうなっていくのかはまだ見ていないのですが、そんな役回りでもないと困ってしまわないのかと要らぬ心配をしてみたりします。
科学サイドで上条さんの活躍は今後出てくるのかにも期待したいところです。