Creature Comforts

慢性的中二病

とある魔術の禁書目録


とある魔術の禁書目録(インデックス)〈18〉 (電撃文庫)

科学側の主役は土御門と一方通行にのっとられてしまった一方で、魔術側ではきちんと主役を張っている上条さん。最近はヨーロッパ旅行がお好きなようで、今回は学園都市とも協力関係にあるイギリスでの騒動で出張しております。

・・・魔術側の傾向としてドラゴンボール化しているような。次々と現れる強敵。そいつを右こぶしで殴り倒して仲間にしてしまうっていう流れ。そして舞台の肥大化。もはや学園都市内では強敵をつくる環境をつくれなくて外へ外へ向かっていってる気がしております。そのうち宇宙に行くのじゃないかと本気で予言してみたり。

この作品の続きが読めることは喜ばしいので仕方ない措置なのでしょうが・・・。

今回の注目のキャラは本編ラスボスの第二王女キャーリサでしょうか。自分があえて泥をかぶることで、理想の国家を建設するという信念からのクーデター。まわりに自分がピンチであることを通達せず、一人で背負い込んでいく正義感は、実は上条さんの正義と共通するものであると考えております。個人的には「正しい」正義とはちょっとずれているのかもしれませんが、その軸がこの物語を彩っているのもまた事実。見守ることにしてみます。

で、次の伏線となったインデックスの実質上の拉致。この展開で今度はロシアですね。エンゼルフォールで登場したミーシャの再登場は今からwktkです。

・・・個人的に科学側にも魔術側にも居場所がなくなっている美琴が気になって病みません・・・。