相棒 -劇場版 Ⅱ-
田丸警視総監（品川徹）、長谷川副総監（國村隼）をはじめとした警察幹部12名が、警視庁本部内で人質に取られる事件が発生する。偶然にも犯人と遭遇した神戸尊（及川光博）とその連絡を受けた杉下右京（水谷豊）の特命係の二人は独自に情報収集を進め、籠城（ろうじょう）犯が元警視庁刑事の八重樫（小澤征悦）だという事実を突き止める。
http://www.movix.co.jp/app/title/T0009098.html
まぁ、今回は超ネタバレしますよっ。
- 相棒ワールド全開の映画
良い意味で相棒ワールド全開の映画だと思いました。正直言いましてTV版の相棒を全部追いかけているわけではないのですが、本作はテレビで見た相棒でなかなか面白かったなーって作品をみせてもらった感じです。（正直テレビ版でもあたりはずれありますからね・・・。）相棒らしい事件の追いかけ方と人間関係の描き方、警察組織って汚いねって思わせるないようになっていたと思います。総じて面白く見れたストーリーでした。最後の証拠のつかみ方はちょっとグッとくるところはありました。
- ノンキャリの幹部部長の扱いがいやだ
とはいえ、ちょっとうーんとなってしまったところもないことはないです。特にノンキャリの星として三宅貞夫、生活安全部長（石倉三郎）の最後の扱いはないでしょ。真っ先に切られたトカゲの尻尾という演出は警察のきな臭い部分の演出としてよいとしても、その彼を安直的な犯罪者に描いた挙句、盗聴として消えてしまった証拠の代わりの証拠扱いはいかがなんでしょうか。話の筋を通ってはいるけど、納得できない描き方と感じました。
- 細かいところで
後は重箱の隅の隅をみていきましょう。
-
- 篭城犯を取り押さえようとぴりぴりしている現場に行きこんでとめようとしても逆に刺激して危ないから！
- 拳銃をわざと見せて神戸くんに助けさせた八重樫の気持ちを、朝比奈さんが指摘されて気づくのはおかしくね？いっしょに内部告発した仲なら真っ先にわかってやんなきゃ
- で、最後のサプライズ
以下、本作最大のネタバレ・・・
小野田官房長・・・さすがこれはおったまげた。まじで殺すのか。踊る大走査線だったらイビキかかせてごまかすんだろうけどさすがにそこまでのぶっ飛び演出もなく、まじで殺してしまった。超重要キャラだったはずなのにあっさり表舞台から消し去ってしまったのはきょをつかれたのは否めない。あー、びっくりした。彼のあの飄々とした幹部という立ち位置は嫌いでなかったので残念。
というか亀山に続いての重要キャラの喪失。これは平成の太陽に吠えろと考えてもよろしいんでしょうかね、たぶんダメでしょうね。
- おまけ
いつものMovixでみたのですが、いつも映画の前に流れるMovixのテーマを鑑識の六角さんが歌うというスペシャル仕様はちょっとニヤニヤしてしまいました。こういうのはありですね。ついでに「ストップ映画泥棒」も相棒メンバーでやってくれませんかねー。
