Creature Comforts

慢性的中二病

探偵はバーにいる2 (ネタばれ注意)


映画.comより

大泉洋主演で東直己の小説を映画化して人気を博した「探偵はBARにいる」(2011)のシリーズ第2作。札幌・ススキノの探偵と相棒兼運転手の高田は、相も変わらず危ない仕事で日銭を稼ぐ日々を送っていた。そんなある日、友人だったオカマのマサコちゃんが殺害される事件が発生。警察の捜査は遅々として進まず、探偵が独自に調査を始めるが、事件の背後にカリスマ政治家の影がちらつく。やがてマサコちゃんが熱狂的ファンだった美人バイオリニストの弓子が現れ、探偵に事件の真相を暴くよう依頼する。原作は小説のシリーズ第5作「探偵はひとりぼっち」。

 

全体的にはとても面白いと思ったし、特にそれぞれのキャラクターを演じる役者さんはそれぞれがはまり役でとても面白い!とは思ったのです。ただそれだけに、一点、とても腑に落ちないストーリー上の点がありました。

 

ここからネタばれですが。

 

いや、あの政治家のセンセ(渡部篤郎演じる橡脇孝一郎)とかその支持者とかまったく関係ねーじゃん!

なんかミスリード役として若手有望ながら実は裏が黒く、批判するものは暗殺するような役柄と思わせといて、実は真に心の清い人でした、とか。そこまでならまだいいけど、彼の不利益をかばうための暴力沙汰は実は彼の熱心な支持者達が単独でおこしていた事でした・・・だと?そんな真に清い気持ちを持つ人とその支持者が暴力でものを訴えるとかどうなんですかねー。あれ、本当に殺す気で襲ってますよね?そんな行動取っていたら逆に支持する先生の政治家生命を絶たせるつーの。

こうしたミスリード要因は、たんに設定が無理すぎるとかそういうはなしだけではなくて、なんとなく自分の受けた心象的にとても納得できない胸糞悪い感じでした。

 

フォローさせていただくと、本当に映画自体はとてもよくできています。普通に楽しめる作品であることは間違いないかと思います。